家族構成の変化を期に将来を見据えた暮らしの場として家をつくるという計画です。もともと壁を共有する2軒長屋をリフォームしてひとつの家として住んでおられましたが、使い勝手の悪い間取りとなっていました。子供達の成長を見届けてきた、長年暮らした愛着のある家であるということから全面リフォームを選択されました。
■概要
木造軸組工法長屋住宅の全面リフォーム
延べ床面積約200㎡(60坪)のうち改修床面積約140㎡(42坪)
建築場所:奈良県
写真撮影:冨田英二
■設計者から一言
いわゆる「木造モルタル二階建て」という住宅タイプですが、車庫付2軒長屋というタイプです。1階が車庫ということで、建て替えではなく全面リフォームをすることで、今まで通りの車庫と床面積を確保することができるメリットがあります。建替えた場合、いままでより床面積が狭くなる場合もありますし、同じ敷地に車庫を確保する場合3階建てとなることが多い物件です。同じようなパターンと思われる方はお気軽にご相談ください。