代々住み続ける農家住宅の愛着のある部分をなるべく残しながら3世代で快適に暮らすための家をつくるという計画です。家族みんなそれぞれに持つこの家の愛着を最大限残しながら、若いご夫婦のライフスタイルと同居するお母さんの農家住宅への愛着をどうバランスをとっていくかという課題を大規模リフォームすることで解決することとなりました。
■計画
木造伝統工法 2階建て農家住宅の大規模リフォーム
延べ床面積約200㎡のうち改修床面積約65㎡(約20坪)
建築場所:奈良県
写真撮影:冨田英二
■設計者から一言
農家住宅母屋を大規模リフォームするという事例です。代々住み継がれている農家住宅に愛着をもって3世代で同居されているパターンです。今回は既存建物の母屋を活用してリフォームするパターンで敷居や鴨居、建具や日々のくつろぎ方さえも大きく変えないというものでした。このように既存のモノを残しながら新しいプランにしていくには愛着のある部分を丁寧に話し合いながら、残すもの変えるのもを一緒に見つけていくことが大切です。同じようなパターンと思われる方はお気軽にご相談ください。