いまの時代、新築にしてもリフォームにしてもたくさんの選択肢があります。大切な家づくりをどこに依頼するか、つまり『パートナー選び』はその先の家づくりをスムーズにストレスなく進めていく上でとても大切です。

もっとも重要と考えるのが「マッチング(相性)」です。新築など考えたとき、自然素材や国産材をふんだんに使用した家を望んでいるのに工業化住宅を提供している大手ハウスメーカに相談するのはミスマッチです。逆に工業化住宅のようにブランドや高性能・高精度な自動車のような住宅を求めている人に、地元密着の工務店に相談するのはミスマッチです。

またリフォームを考えたとき、耐震改修・断熱改修・設備更新・機能性・使いやすさ・プランニング・建築法規など、様々な問題をクリアしなければいけないような大規模な住宅リフォームに建築士が不在の小さなリフォーム業者に相談するのはミスマッチですし、逆にキッチンやお風呂、トイレなど間取りを変えず同じ場所で住宅設備を取り替えるようなリフォーム工事を設計事務所に相談するのはミスマッチと言えます。

実はこのような相談先、依頼先のミスマッチをなくすことで、リフォーム成功率・満足度の50%以上は確保されると考えています。

では、どうすればそういったミスマッチをなくすことができるのでしょうか?まず皆さんには家作りには大きく分けて二つの進め方があると言うことを知っておいてください。

上記にはどんな違いがあるのでしょう?

①は建築士が運営する建築設計事務所というカテゴリーです。②はハウスメーカーや工務店など、いわゆる施工会社といわれるカテゴリーです。①の設計事務所にも施工を請負うところもありますし、家の設計を得意としないところもあります。②の施工会社にも社内建築士がいる場合や外部の建築士に設計を外注する場合など様々な業態があるのですが、まず大きなポイントは「設計」と「施工」が分かれているか否かです。

具体的に言うと、家づくりを考え始めたときに皆さんがまず行くであろう「住宅展示場」にモデルハウスをもつ会社は「②の施工会社」です。そのほかに建売住宅や分譲地の条件付売り建て住宅を販売する会社もこのカテゴリーに入ります。このカテゴリーに向いている方は、目に見えるもの(展示場、建売り、ブランド)で決めてしまいたい、家に細かいこだわりなく、打合せなどの時間をかけたくない、と言う方に向いています。世の中の住宅はほとんどがこのカテゴリーで作られているのが現状です。

「①の設計事務所」に向いている人は「暮らし方」や「スタイル」にこだわりや理想、あるいは夢を持っていて、自分たち思い描く家を持ちたいと考えている人といえるでしょう。逆に言えば、一般的に体験する家づくりの最初の段階で、以下のような感覚や経験をお持ちの方々が当てはまるのではないでしょうか。

つまり、家の工事契約をする前にじっくり時間をかけてコミュニケーションをとり、自分の住みたい『家のカタチ』を納得して見つけ出し、設計図としてまとめ、あらゆる面で納得した家の工事契約をしたいという方に向いています。

このように家をつくる上で、何を望んでいるかで依頼先は変わってきます。設計事務所が良いとか悪いとか、施工会社が良いとか悪いとかではなく、自分の家に対する価値観を共有できる相手をいかに見つけることができるかが最も重要なポイントだと思っています。


アトリエセッテンは『家』の設計を専門としている建築設計事務所です。
よりお役に立てる方々は設計事務所との家づくりがご希望で以下のような方々があてはまるのではないかと思っています。

家づくりを考え始め、今ある家をどうするかという悩みをお持ちの方々のお役に立てればと思っています。建て替えかリフォームかあるいは住み替えるのか。私は家のことで悩んでいる方々と一緒に最良の解を考えていきたいと思っています。頼みにくい断りにくいと考えず、声をかけてください。


アトリエセッテンではどのような家づくりをしているのか、『考え方』『施主の声』『設計実績』の3つからご紹介します。

アトリエセッテンでは、できる限り家に関するお悩みに答えていきたいと思いボランティアで無料相談を定期的に開催しています。すでに家づくりをすすめてしまっているが思うようにいかない言う方でもOKですし、家づくりはかなり先の事という方でもOKです。設計事務所って敷居が高い!と思わずお気軽にお問合せください。(個別相談のため予約制とさせていただいています)